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しまかぜ (列車) : ミニ英和和英辞書
しまかぜ (列車)[くるま]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [れつ]
 【名詞】 1. queue 2. line 3. row 
列車 : [れっしゃ]
 【名詞】 1. train (ordinary) 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

しまかぜ (列車) ( リダイレクト:近鉄50000系電車 ) : ウィキペディア日本語版
近鉄50000系電車[きんてつ50000けいでんしゃ]

近鉄50000系電車(きんてつ50000けいでんしゃ)は、近畿日本鉄道特急形車両。6両編成3本が在籍する。建造費は2編成で37億円〔『鉄道ジャーナル』第539号、鉄道ジャーナル社、2011年9月、 145 - 146頁〕。
しまかぜ」の車両愛称を持つ。名称の由来は、志摩に吹く風の爽やかさと、車内で過ごす時間の心地よさから名づけられた〔近畿日本鉄道『しまかぜ KINTETSU50000 』車両カタログ〕 。
解説の便宜上、本項では大阪難波側の先頭車の車両番号+F(Formation=編成の略)を編成名として記述する(例:ク50101以下6両編成=50101F)。また、賢島方面に向かって右側を「海側」・左側を「山側」と記述する〔当該系列は伊勢中川駅 - 賢島駅間においてク50600形が賢島方向を向くように、他の特急車と異なって編成の向きが統一されている。従って、名古屋線内で見ると当該編成は賢島に向かって左側が海側となるが、ここは大阪線を基準として、これまでの近鉄車両における呼び方に倣い、賢島に向かって左側を山側と定義する(近鉄大阪線を基準として見た場合、参宮急行電鉄以来の呼称として、上本町に向かって右側を山側、左側を海側(つまり伊勢志摩に向かって右側を海側、左側を山側)と呼ぶ。『近畿日本鉄道 参宮特急史』プレスアイゼンバーン p.105)。〕。
== 概要==

1990年代半ば以降、伊勢志摩を訪れる観光客そして特急利用客が減少傾向にある中でその活性化と今後の特急車両の有り方を示すことを狙いとして設計・開発が行われた〔『鉄道ジャーナル』第558号、鉄道ジャーナル社、2013年4月、 85 - 91頁〕〔近鉄特急の利用客数は年々減少傾向にあり、伊勢志摩方面の特急に限ると、2012年度は1994年度の554万人と比較して約6割減の220万人まで落ち込んだ。要因としてはマイカーの普及が挙げられる。『朝日新聞』(中部)2013年3月8日朝刊 9面〕。
2013年3月、その年に伊勢神宮の第62回神宮式年遷宮が挙行されるタイミングに合わせて大阪難波、近鉄名古屋の両駅から三重県伊勢志摩地方に位置する賢島駅間で営業運転を開始し〔、2014年10月からは京都発着便も設定された〔。同年までに6両編成3本計18両がすべて近畿車輌で製造された。
通常の車両でもアーバンライナーのデラックスシート以上の座席(2-1人掛けでシートピッチ1,250mm)〔アーバンライナーは1,050mmピッチ。〕を配しており、両先頭車は展望室のあるハイデッカー構造としたほか〔前面展望式ハイデッカー特急車の構想自体は50000系に始まったことではなく戦後間もないころに存在した。1952年1月の近鉄社内誌『ひかり』において「豫想される近鐵超特急」という見出しで、前面ガラス張りのハイデッカーとなった電車のイラストが記載されている。「展望車」の構想の一部は10000系10100系ビスタカーで2階建て特急として実現されたが、前面展望式ハイデッカー特急車の構想はこれまで実現されることはなかった(団体車両の20000系「楽」では実現された。26000系「さくらライナー」では平床ながら客席からの展望が実現したが、後年の車体更新によって利かなくなった)。21000系の初期イメージスケッチではこの案が存在したが、全車平床に決定された際に立ち消えとなり、ダブルデッカー式先頭車については12400系開発の際のイメージスケッチで存在したが、これも立ち消えとなった。現れては消えた構想は、当該系列でようやく陽の目を見ることになった。(参考文献:田淵仁著 JTB CAN BOOKS『 近鉄特急 上 』JTB 97頁 ISBN 4-533-05171-5『鉄道ファン』第608号、交友社、2011年12月、 31頁『鉄道ピクトリアル』第505号、電気車研究会、1988年12月臨時増刊号、25頁)〕、近鉄の伝統である2階建て構造のカフェテリア車両及びグループ向けのサロン席と和洋個室を設けるなど、利用者のニーズを全面的に取り入れた設備を設けた。
これまでの近鉄特急車両は、21000系「アーバンライナー」をはじめ23000系「伊勢志摩ライナー」のような固定編成系列であっても、レギュラーシート(普通車)の設定があり、汎用特急車と比較して設備面の差が極端にかけ離れたものではなかった。このため、通常の特急運用に21000系や23000系が投入されることもこれまでは行なわれてきた。しかし、当該系列は観光特急専用車両として在来の近鉄特急車両とは一線を画し、レギュラーシートの設定が皆無のうえ、全席に特急料金とは別に「しまかぜ」特別車両料金が設定される。このため、通常の特急運用との互換性を一切持たず、「しまかぜ」専用の運用のみ受け持つ。設備面は在来特急車両とは次元が異なっており、あくまで伊勢志摩観光輸送に徹した内容で、通勤利用、短距離利用を想定していない〔「近鉄特急の頂点として観光に特化」と近鉄は鉄道趣味誌で記述している。『鉄道ファン』2013年4月号 No.624 交友社 p.54〕。30000系「ビスタカーIII世」も伊勢志摩観光特急車両として開発されたが、開発当時の時勢もあって1席でも多く座席を設置する車内構成に対し〔編成あたり36席(階下席を除く)の回転不可の座席が設けられたが、そこまでして一定の定員数を確保する施策が優先された。〕、当該系列では徹底して乗客本位のスタイルを追求した結果、座席数は大きく減少し、既存の特急車両の約半分となった〔最も定員の多い車両で30人で、12410系サ12560形の72人と比較すると半分以下である。また6両編成でありながら編成定員138名という数字は、12200系2両固定編成(定員124 - 128名)と比べても僅かに10 - 14名分の多さにとどまる〕。
車両形式は在来の特急車両からの一新の意味を込めて50000系とした〔。
2014年には鉄道友の会より「ブルーリボン賞」を受賞した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「近鉄50000系電車」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kintetsu 50000 series 」があります。




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